「浄土真宗=本願寺派」と思われがちですが、本願寺派は“浄土真宗の一派”にすぎません。
浄土真宗は、親鸞聖人の教えをもとにした宗派で、歴史の中で分かれて10派あります。
浄土真宗は大きく分けると、次のグループです。
① 西本願寺系(いわゆる本願寺派)

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(西本願寺)
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日本で最大勢力(寺院数・門徒数ともに最多)
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一般に「お西さん」と呼ばれる
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お念仏の節(声明)は比較的やわらかい
② 東本願寺系(真宗大谷派)

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(東本願寺)
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「お東さん」と呼ばれる
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西本願寺と同じ親鸞の教えだが、運営・教学姿勢がやや異なる
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門徒の自主性を重んじる傾向が強い
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北陸・北海道に多い
※つまり
👉 「西本願寺」と「東本願寺」は“仲違いした別宗派”ではなく、同じ本願寺が分裂してできた兄弟関係です(江戸時代初期の徳川家康の政治的分割)。
③ その他の真宗(実はたくさんある)
代表的なもの:
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真宗高田派(三重・専修寺)
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真宗佛光寺派
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真宗興正派
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真宗木辺派
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真宗誠照寺派
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真宗出雲路派
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真宗山元派
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真宗三門徒派
これらは規模は小さいですが、すべて親鸞聖人の流れです。
実は一番重要なポイント
浄土真宗は
宗派が違っても教えはほぼ同じです。
違うのは主にここ:
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法要作法
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お経の節
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袈裟や仏具
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寺院運営の思想(門徒主体か寺院主体か)
浄土真宗は「教義の違い」で分かれた宗派ではなく、
歴史・組織・政治事情で分かれた宗派
です。